楽しもうPTA!「めんどくさい」を「面白がる」へ
一般社団法人北九州市PTA協議会
会長 穴井 秀和
令和7年度(一社)北九州市PTA協議会会長を拝命いたしました穴井秀和です。
一昨年あたりから様々なPTA活動がコロナ以前と同じように実施できるようになり、各学校の単位PTAでも行事や活動などの新しい在り方についても模索が続いていることと思います。
私たち北九州市PTA協議会は、さまざまな研修会の開催や、表彰制度、安全互助会制度などで、各学校の単位PTAの活動を支え、応援しています。
さらに保護者の代表として、教育委員会に要望書を提出したり、行政の会議に参加して意見を述べたりすることで、子供たちが笑顔で、安心して学び成長できる環境づくりに尽力しています。
また、コミュニティスクール、部活動の地域移行、不登校やネットでのトラブルなど、子供たちを取り巻く多くの課題がある中で、北九州市内でPTA活動をする仲間とスケールメリットを活かして情報を交換し、解決に向けたアイデアを共有し、それを地域の子供たち、また保護者を含めた地域社会に還元しており、こうしたことができることは協議会だからできることであり、非常に意義があることだと考えています。
近年の新しい取り組みとして、
・地域の商店街などの活性化も視野に入れた「PTA子供フェスタ」
・職業体験などを楽しめる「北九州PTA子供未来まつり」
・子供たちに未来を語ってもらう「PTA子供未来宣言」
・子供たち自らが将来について身近な先輩(高校生、大学生、社会人)と語り合う「PTA未来カフェ」
などを企画・実施しており、新たなアイデアでチャレンジを続けています。
これらの取り組みは子供たちに様々な体験の機会を提供する目的で実施しましたが、自分達の心の温度を上げてPTA活動へのモチベーションが上がった、一緒に活動してくれる役員さん候補が発掘出来たといった嬉しい副産物をもたらしてくれました。
今年度の具体的な取り組みとして、各種講演会・研修会の開催や教育委員会への要望書提出、更に以下の事業を展開していきます。
・各学校の単位PTA、また区ごとの連合会が情報の共有、発信がしやすくなり、保護者の方も様々な情報に手軽にアクセスできる手段としてクラウドシステムmotto(モット)を整備しました。
これにより更なるDXの推進を行ない、各学校の単位PTAの活動を支えます。
・子供たちの様々な体験活動の充実のため、志を同じくする団体、組織との共催事業を計画、実行していきます。
・安全互助制度、小・中学生総合保障制度について制度の充実を図り、ご加入いただくメリットをしっかりとお伝えしていきます。
今後も各単位PTAの皆さんのご協力を得ながら、会としての存在意義、個々の活動の目的をしっかりと定め、「めんどくさい」「どうせ〇〇」といった言葉に象徴されるマイナスのエネルギーに抗いながら、公の力に支配されないボランティアとして踏ん張っていきます。
今後ともご理解、ご支援賜りますようお願い申し上げます。
※単位PTAは各学校のPTA