大人と子ども、家庭と学校・地域が「共に」学び、歩み、生きることが出来る社会を目指して

会長写真

一般社団法人北九州市PTA協議会
会長 三浦 隆史

ようこそ 北九州市PTA協議会のホームページへ。
 北九州市内、単位PTA会員の皆様には日頃よりPTA活動にご理解ご協力いただき感謝申し上げます。
 北九州市PTA協議会は市内7区の小中学校・特別支援学校PTA連合会を会員とし、市内約7万人の子供たちのために活動する社会教育関係団体です。
この2年間は新型コロナの感染防止のため、社会全体で活動のできない状況が続いてきましたが、ようやくマスクを外した子どもたちの満面の笑顔と大きな声の挨拶が戻りつつあります。保護者も学校への訪問がいつでも可能となり、すべてのPTA活動が再開できる日も近いのではないかと感じます。
 今日、学校現場では、国のGIGAスクール構想に基づきICTの活用や、一人1台の端末利用など、学習の仕方が大きく変化をしてきています。超高速で膨大な情報を利用していく新しいこの時代に、子供たちは生きていくことになります。
奇しくも、今回の感染症により、休校やステイホームを余儀なく強いられ、教育の場ではオンライン授業やオンライン学活、SNSを利用した部活動、社会ではテレワークにオンライン会議など、急速な変革が必要になりました。この急激な変化は、便利で多様な活動を行うためのツールともなり得ますが、情報の漏洩や、表面では見えないところでの人間関係の難しさにつながることもあります。GIGAスクール構想のみならず、小中一貫教育など、教育現場では新しい取り組みが進んでいます。この変化に対応できるように、まずは大人である我々が学んでいかなければならないと考えています。
文科省が推進する「コミュニティースクール」が叫ばれる中、「地域の子供は地域で育てる」を再認識し、PTAが中心となって家庭・学校・地域を繋がなければなりません。子供たちが希望と志を抱き、自らに自信をもって活躍していける社会であるために、家庭・学校・地域の架け橋となり、子供たちの将来に責任のもてる社会を創るための活動を行ってまいります。
PTA発足当時、文部省(当時)は「子供たちが健やかに正しく育っていくには、家庭と学校と地域が、その教育の責任を分け合い、力を合わせて子供たちの幸福のために努力していくことが大切である」とPTAの趣旨として全国に発出しています。
世の中は時代とともに変化して行きますが、普遍的なのは、親が子を思う気持ちです。子供たちの安心安全を願い、感染症、事故、食の安全、不登校、いじめ、自殺等、数々の問題から大人が子供を守っていかなければなりません。一人で守るより、多人数で守った方がより強固に守ることができます。子供たちを守ることは親の責務です。子供たちは大人の背中を見て学びます。大人たちが「心の温度」を1度でも2度でも熱くし、謙虚に誠実に取り組み、子供たち、保護者、教員を最大限サポートし、PTA活動は素晴らしいと実感できるように、北九州市PTA協議会として発信していきたいと思います。
吉田松陰の言葉に
「学は人たる所以(ゆえん)を学ぶなり」があります。
これは(学問とは、人間はいかにあるべきか、
    いかに生きるべきかを学ぶことである)という意味です。
まず親が学ぶ背中を見せ、手本となりましょう。それが日本の更なる発展につながることを信じています。今できることを、共に考え行動していきましょう。
日本の未来を担う子供たちのために。

令和4年7月7日
(一社)北九州市PTA協議会
会長 三浦 隆史