令和元年度以来となるリアルでの研修開催にあたり、俳優の古原靖久氏、モデルの田中れいか氏にご講演いただきました。
戦隊ヒーロー「炎神戦隊ゴーンジャー」のゴーオンレッド役などをされていた古原氏は、5歳から18歳まで児童養護施設で過ごしました。
施設を抜け出して母親に会いに行ったエピソードや、辛い環境から芸能界に入りNHK「あさイチ」では出演者達と家族のような関係になれて嬉しかったこと、悔しさを感謝に変えていけたこと、闘病の末に再会できないまま亡くなった母親への想いなどを話してくださいました。
田中れいかさんは父親の暴力により児童養護施設に保護され、7歳から18歳まで過ごす中で、部活の友達のお母さんに支えてもらったこと、友達との境遇の違いから辛い気持ちになった時期もあったことなどの体験を伝えてくださいました。
現在は、社会的に養護が必要な子ども達を支える一般社団法人たすけあいを設立、東京都児童福祉審議会の子供アドボケイトの在り方に関する検討に委員として参加したり、誰でも好きな自分になれることを伝える活動をしていることなどを話してくださいました。
アンケートでは
「児童養護施設の実情をリアルに聞ける貴重な機会でした」
「付き合いにくいと避けていた子どもがいたが、向き合っていこうと思った」
「関心を持ち、気づき、行動を示すことの大切さを教わった」
「児童養護施設のことなどもっと情報を発信できたらと思った」
など、様々な感想をいただきました。